いぼは、触れることで感染して広がっていきます。また、小さな傷などによってプールなどでも感染することがあります。ですから、広がらないうちの早めの治療が大切です。足底いぼや爪の下できたいぼなど場合や切除するまでのいぼでないときは、「凍結療法」という液体窒素を用いた治療で取り除きます。マイナス196℃の液体窒素を綿棒やピンセットなどによって塗布します。すると、いぼの組織は壊死します。組織を瞬間的に凍結させるのですが、体温ですぐに溶けてしまうため、繰り返し行い破壊させていきます。月に2回から4回ほど繰り返すと1週間後にはかさぶたのようになり自然に取れます。ただし、この治療は、いぼの症状によっては完治するまでに数ヵ月かかることもあります。医療機関の皮膚科などで受けることが可能です。子供から高齢者まで広い世代で行われています。しかし、麻酔を使わないため、痛みを伴う治療です。ですから子供などは我慢ができないかもしれません。
いぼを取る治療に薬を使うことがあります。治療に用いられる薬は、サリチル酸、ホルムアルデヒド、 グルタルアルデヒド、トリクロロ酢酸、カンタリジン、 ポドフィリンなどです。薬でのいぼ治療期間は、他の治療よりも期間がかかります。数週間から数カ月もかかり、繰り返し治療をしていきます。いぼの症状が軽い場合は、市販されている薬で治療することも可能です。しかし、症状が悪化したり、ひどいときは皮膚科を受診して治療することが必要です。薬による治療は、痛みを伴うことがありません。ただし、薬によってはヒリヒリと刺激を伴うこともあるので、塗布の仕方には注意してください。また、医療機関などで受ける注射によるいぼ治療もあります。この治療はウイルス性のいぼに効果を発揮します。皮膚のいぼの部分に注射をする「ブレオマイシン」という治療です。すると、数日でいぼは、かさぶたや血豆のようになり脱落します。「インターフェロン」という治療は、注射をすることによっていぼの拡大を防ぐ治療です。
一般的ないぼ治療は、液体窒素を用いた「凍結療法」です。しかし、凍結療法では治りが悪いウイルス性のいぼなどもあります。そのときは、いぼのレーザー治療を試してみることをおすすめします。レーザー治療は、いぼの大きさによって局所麻酔をしてから治療を始めます。いぼ治療に用いるレーザーは、「CO2レーザー」や「QスイッチYAGレーザー」というものなどを使います。CO2レーザーは、いぼの部分にレーザーを当てるだけで、いぼの水分を蒸散していきます。治療の際に出血することもほとんどありません。レーザーを当てた後は、テープを貼っておきます。治療後、数日から1週間ほど経つと、かさぶたになり自然に取れます。取れたすぐのころは、陥没しているかもしれません。しかし、3ヵ月から半年も経てば修復されていき、皮膚表面が平らになります。そして、赤みを消えていき、治療した跡も目立たなくなっていきます。QスイッチYAGレーザーは、メラニン色素に反応して除去する治療です。
加齢に伴いできる老化性のいぼを「老化性角化腫」といいます。「脂漏性角化腫」「老人性イボ」と呼ばれることもあります。老化性のいぼ「老化性角化腫」の一部には悪性のものでがんになる可能性もあるので、急激にいぼが増えたなどの時は注意する必要があります。老化性といっても20歳代から発症し、加齢とともに増加します。顔や首にできる老人性いぼもレーザー治療で治ります。首のいぼそのものは皮膚深くないので、表面麻酔をしてレーザーを用いると痛みもなく、簡単に除去することができます。レーザーを当てた後は、テープを貼っておきます。治療後、数日から1週間ほど経つと、かさぶたになり自然に取れます。そして、赤みを消えていき、治療した跡も目立たなくなっていきます。また、いぼを決して自分で無理やり除去することはしてはいけません。かえって症状を悪化させてしまうことになります。いぼが気になる人は、必ず皮膚科を受診して医師の指示をうけ、治療することをおすすめします。
水いぼの正式な名称は「伝染性軟属腫」といい、ウイルス感染症によるものです。できる場所のとしては、「脇の下」や「肘」、「膝」などです。症状は、よく見るといぼの中心にくぼみがあります。大きさは、1mmから3mm程度で表面が柔らかい白い塊ができます。その白い塊がウイルスの芯です。治療方法には、そのウイルスの芯となっている白い塊を取り除く方法があります。そのためには、ピンセットを使用していぼの中にある白い塊を取り除きます。治療するには痛みを伴うことがあります。いぼの部分を無理してひっかいたりするとかえって、大きくしてしまう可能性もあります。ですから、ピンセットはきれいに取り除くにはとても効果的なものなのです。また、痛みを伴うこともあるので、この治療においては麻酔をして行います。麻酔といっても全身麻酔ではありません。いぼの部分に麻酔のシールのようなものを貼って、麻酔が効いてくるのを待って治療を開始します。